法律Q&A
休業損害
- 1. 会社役員の休業損害
私は株式会社の取締役をしていますが、今般、交通事故に遭って会社を休業しました。取締役でも休業損害は請求できますか。
得ていた役員報酬のうち、労務提供の対価部分については休業損害を請求できますが、利益配当の実質をもつ部分は請求できません
- 詳細はこちら
- 2. 違法な営業についての休業損害
交通事故の相手方が特殊浴場で働いている女性で、交通事故で怪我をして働けなくなったとして巨額の休業損害を請求されています。この女性が得ていた収入を基礎として休業損害を支払わなければならないのでしょうか。
その女性が実際に得ていた収入を基礎として休業損害を支払わなければならないわけではありません。どの程度支払うべきか、支払う必要はないかなどは裁判例によって異なっています。
- 詳細はこちら
- 3. 企業損害
当社の従業員が交通事故に遭い、その従業員が休業したためにその従業員が担当していた事業が滞り、当社に損害が発生しました。当社はこの損害を交通事故の加害者に請求できますか。
請求できません。
- 詳細はこちら
- 4. 外国人の休業損害、逸失利益
私はパキスタン人で短期滞在にて日本に入国し、オーバーステイとなった後も日本で仕事をしてそれなりの収入を得ていました。交通事故に遭って休業し、後遺障害も残ったのですが、休業損害や逸失利益は日本での収入を基礎として算定してもらえますか。
日本で稼働できる蓋然性の有無、程度を考慮して、日本での収入を基礎とする期間と母国で得られるであろう収入を基礎とする期間を決定している裁判例が多くあります。
- 詳細はこちら
- Get ADOBE READER
- PDFファイルをご覧になるには ADOBE READER が必要になります。
こちらからダウンロードしていただけます。